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twitterやmixiでは既に公表していますが、
先日、宿主催のBBQin(ウ○コが落ちていない)ビーチに参加した折に、
33歳元柔道家S本さんとビーチ相撲ガチ対決をした私三線マン(30)。

風林火山の中年対決、結果は見事な内股で私の鮮やかな1本負けだったのですが、
そのとき、S本さんの全体中を胸骨で受け止めてしまった私。


どうも、胸骨にヒビが入ってしまったようです。


しかも、日に日に悪化しており
今では咳をするのも、鼻を啜るのにも、1回ごとに
「うぅぅ~~」「あぁぁ~~」という車に轢かれたガマガエルのような
怪しいうめき声が、無意識に口元から漏れます。
クシャミに至っては、「死ぬんじゃねぇか?」と思える程の
激痛が走るので、「クシャミ、来るぞ!!」という瞬間には
結構な覚悟が必要です。


さて、そんな満身創痍な私ですが、
今晩の列車で、南の大都市チェンナイに移動します。
1500km近いの大移動になるので、チケット上では20時間くらいで
到着の予定ですが、まぁ、ここは悠久の時を操るインド。
24時間以内に着けば良い方でしょう。

そんな厳しい移動に、私のアバラは耐えきれるのでしょうか?



とりあえず、「これも修行だ」と思いながら、

修羅の道を乗り越えていこうかと思います。


さて、話しを巻き戻して、プリー最大のお祭りラタジャートラ、
会場となるグランドロードは人々の熱気が渦巻いています。

DSC_2797.jpg

普段でも街のメインストリートとして賑やかな通りですが、
この日はインド全土から集まった人々道幅いっぱいに溢れ返っており、
前に進むことさえままならない状態。異様な熱気と興奮で、
目の前の空が陽炎のように揺らいでいるような錯覚に捕われます。

通りだけじゃなく、よく見ると、周囲の民家や商店、
ビルの屋上や屋根の上、窓からにもインド人たちが、
地上にも負けない、もの凄い人口密度で祭りを見物していました。

DSC_2930.jpg

バスでもリクシャーでも車でもそうですが、
何でインド人ってこんなにも狭い場所に密集したがるのでしょうか?
たまに、ヒゲ面の太ったオッサンが7人も8人も
狭いオートリクシャーの中に鮨詰めになっているのを見かけますが、
暑苦し過ぎて、見ているだけで5Lくらい汗が吹き出ます

おじぃちゃんも、ビルの2階のドアから見学。

DSC_2935.jpg


でも、このドアって、何か作りがおかしくないですか?
そう、ドアなのに、しかも2階なのに、階段もなーんもない、
ドアと空中が直結しているのです。

何の為のドアなのか?

何故、窓にしなかったのか?

誰か間違えて落ちないのか?


様々な疑問が脳裏を過りますが、
その答えを教えてくれる人は誰もいないでしょう。
何しろ、インドですから。


そんな人波の向こう側に、神様を乗せた巨大な山車が、
群衆の熱気に霞みながらも道の真ん中に鎮座しているのが見えました。

DSC_2832.jpg


さて、何度かこの日記でも書きましたが、
非常に危険なことでも名が知られているこの祭り。
「祭りの無礼講ムードに調子付いたインド人どもに恐ろしい目にあわされた」
なんて話しは、今まで腐る程聞いてきましたが、



ここまで来といて行かねぇなんざ、


日本男児の名が廃る!!!



というわけで、カメラ片手に黒い人波で溢れるグランドロードに
その身を投じてきました。

カレー臭い人ごみを掻き分け掻き分け、どうにか通りの真ん中へ。

ジャガンナートのお兄ちゃん、
バララーマ神を乗せた緑色の山車。

DSC_2821.jpg

どうも、彼の山車が一番最初に通りを通過するようです。
信心深いインド人たちが、山車に向かって歩いて行きます。
感極まった人々が、履いていたサンダルを投出し、
アスファルトの地面に額を押し当てて祈りを捧げる姿を
至る所で見かけました。

DSC_2833.jpg


現世での救済を願うのか、


カルマからの逃避を願うのか、


輪廻からの解脱を願うのか、


それとも、神との一体化を願うのか、

溢れ返る人ごみを一切気にすることなく、
人でごった返す通りの真ん中で、一心不乱に祈りを捧げる人々。
人によっては五体投地(両手両足、頭を地面に投げ出して捧げる祈り)を以て、
全身全霊で神に祈りを捧げています。


やがて、ゆっくりと山車が動き出すと同時に、一斉に動き出す人々。
男達は山車を引く手綱を握るべく山車に群がっていき、
女や子ども、家族連れは道の端の方に集まって、
山車が目の前を通り過ぎるのを今や遅しと待ち構えています。


最初は豆粒程に小さかった山車が小山程の大きさに見えてきた頃、
人々が一斉に両手を上げて祈りの雄叫びを上げ、
歓喜と信仰と救済の念が一斉に弾けて混じります。

DSC_2849.jpg


「ジャーーイジャガンナーーーート!!!!」



「ハリーーーーボーーーローーーーー!!!!」



神への祈りを捧げながら、一歩でも山車に近づこうとする
群衆にモミクチャにされて、全く身動きが取れません。

通りもスゴいですが、山車の上も袈裟を着たバラモンたちで超満員。
手を振りながら、群がる群衆たちに聖水を振りまいたりしています。

DSC_2877.jpg


山車を中心に渦巻くように加熱する熱気。

聖と、俗と、富と、貧と、業と、信仰と、狂気と、狂喜が

複雑に混じり合い、巨大な山車から天へ昇華しく。

一斉に解き放たれたエネルギーの固まりは、

街全体、いや、大気全体を振るわせているかのよう。


↓黒い 山車は妹のスバトラー神。

DSC_2907.jpg


嘗ては、「この山車の車輪に轢かれて死ぬと、輪廻の環から解脱出来る」
と人々の間で信じられており、植民地として統治したイギリス政府が
飛び込み自殺の禁止令を出すまでは、
熱狂的な信者は進んでこの巨大な山車の下に身を投じていたそうです。

DSC_2920.jpg

ジャガンナートの神様の乗った黄色と赤の屋根の山車が
ゆっくりとやってきた頃には、太陽がだいぶ西の方に傾いていました。

DSC_2950.jpg


疲労することなく行き交う人々。
通りにはバラモンたちが唱う祈りの歌と太鼓の音が鳴り響き、
放水車が火照った群衆に向かって水をまき散らし、
その脇で、アイスクリーム屋が自分の店の商品を濡らさないようにする為、
数人掛かりで必死で屋台の向きを変え、
今や遅しと山車を待ち構えた人々が、道路脇の大八車や、
トラックの荷台に次々とよじ上っていきます。

そしてやってきたジャガンナート神の山車。

DSC_2954.jpg

あまりの人の密度にみんな手を振り上げることさえままならない状態ですが、
それでも「ジャールジャガンナート!!」「ハリーボーローーー!!」
という雄叫びを上げ、折り重なるようにギチギチになりながらも、
山車と一緒にゆっくりと歩いていきます。

上空から見たらきっと、巨大な真っ黒いうねり、
或は濁流の中に浮かぶ、鮮やかな花びらのように見えることでしょう。
花びらを中心に、渦巻き、流れ過ぎる、真っ黒な流れ。
巨大な時間の流れに煌煌と輝く赤い星。
歴史という宇宙に、変わることなく浮かぶ一点の恒星。

その姿、まさに「宇宙の主」!!


DSC_2959.jpg

大量の群衆とともに、そうしてゆっくりと
巨大な車に乗った宇宙の神は、目の前を通り過ぎていきました。

帰りはまた、人ごみにモミクチャにされながら、
元来た道を、我々が作った小さなジャガンナートを引きずって、
行きよりは若干低いテンションで、銅鑼を打ち鳴らし、
「ジャールジャガンナート!!」と声を張り上げ帰りました。

炎天下、10km以上を歩き、人に押しつぶされ、声を張り上げ、
久々にクタクタでしたが、最後に出発地点のホテルに帰って、
山車を祭壇に奉納したとき、気持ちのいい達成感と、
心地よい疲労感が一気に襲ってきました。


宿で久々にビールを飲んだら、実に効きました。



確かに、ギュウギュウに詰まったインド人に押しつぶされるので、
正直、女の子にはオススメ出来る祭りではない(痴漢がメチャメチャ多い)ですが、
そんな、ウワサ程恐ろしいイベントではありませんでした。
それどころか、インドの人々の精神の根底にある、
揺るぎない信仰心と、とてつもない祈りの力を肌で体感出来る、
素晴らしいイベントだと思います。

ちょっとした勇気はいりますが、
ジャガンナートの人の渦の中に身を投じてみるのも、
ステキなインドの過ごし方ではないでしょうか?


あ、その渦に入る際は、
貴重品は持っていかないようにしましょう。



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