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「立っているだけで事件が起こる国」インド。


もっとも、ここ最近はそんな感覚にもすっかり慣れっ子になってしまい、
ヘンなオヤジに絡まれたり、インド人の集団に囲まれたりするくらいでは、
何の話題性も感じなくなってしまっていました


ですが、流石に宿にいるだけで事件が起こったのにはビビりました。


草木も徐々に眠りにつきはじめる午後10時半頃。
珍しく荒れ始めた天気で、外ではヤシの木が尖った葉っぱを
バサバサと音を立てながら大きく揺らしています。

突然、

「ボンッ!!」

という爆発音とともに、宿が一斉に停電。

停電自体はしょっちゅうあるのですが、爆発音は初めて。
「何だ!?観光客狙いのテロか強盗か!?」などと一瞬思ってしまったのですが、
周りは至って静か。停電の原因を調べる為、懐中電灯を持った宿のスタッフが、
1階でオリッサ語で何事か大声を張り上げながらウロウロしているだけです。

暫くして、階段を上がってきた支配人のオヤジに
「どうしたの?何があったの?」と聞くと、


「風でヤシの実が落ちて
電線に当たって、電線が切れたヨ!!」




とのこと。


うーん。


電線って、そんなに簡単に切れるものだっけ?



それから数時間後、電気は無事復活。
「こんな時間に、誰がどうやって直したんだろう?」
と思っていたのですが、その謎は今日解決。

今日のお昼から、またしても停電になったのですが、

宿のスタッフが
屋根によじ上って修理していました。



流石はインド人。


逞しさが違います。


さて、そんなカンジで若干空模様も荒れ気味のプリーですが、
お祭りはもっと荒れていました。



お祭り当日。


我々の作った山車はキレイに飾り付けをされて、
近所のホテルのロビーに祭壇と共に安置されていました。

DSC_2308.jpg

うん、こうやってみるとナカナカ悪くない出来だ。
ちなみに、祭壇に安置されているのが、ここプリーの神様であり、
このお祭りの主役でもあるジャガンナート3兄妹
左から、バララーマ(兄)、スバドラー(妹)、そして、ジャガンナート。

意外とカワイイでしょ?

紫色のムキムキの体に、舌がビローンと伸びてて、
生首と剣を持ってるのとか、頭から上が象だったりとか、
手がやたらいっぱいあったりだとか、
どちらかといえば妖怪チックな神様が多いインドにあって、
この見た目のカワイさはかなりの異色です。


そして、我々のこさえた山車に乗る、ジャガンナートの神様。

DSC_2320.jpg

ちなみに、このラタジャートラのお祭りのストーリーも、
神様たちの見た目通りにカワイイのです。

まず、祭りの前にこの神様たちが風邪をひくのです。
風邪をひいた神様たちは、1週間程寝込んでしまいます
(その間、街中のジャガンナート像は、顔に布が掛けられる)
やがて、風邪も回復してきたので、近所に住んでいる
おばさん(クンディチャー神)のお寺に遊びに行って

1週間おばさんの寺でお世話になった後、また自分たちの寺に帰るという、

まるで、夏休みの絵日記みたいな伝説に添って、
お祭りは進められて行きます。


出発前に、まず、バラモンにより祝福の儀式。
おデコに黄色と赤の色粉(原材料不明)でビンディを書いてもらいます。

DSC_2349.jpg

触ると死ぬ程色落ちします。汗を拭くときは注意しましょう。

続いて、ホテルのオーナーのじい様からも祝福の儀式。
やたらスースーするメンソールの顆粒を両こめかみと頭頂部にパラパラ。

DSC_2375.jpg

眠気もイッパツで吹き飛ぶ強力なメンソールです。
運が悪いと多少目がヤラれることは覚悟しておきましょう。

その一方、男連中は銅鑼の練習。

激しい銅鑼の音色を響き渡らせて、
ジャガンナート神を乗せた小さな山車は、
プリーの街を練り歩き、本物の巨大な山車がある
メインストリートを目指して行くのです。

DSC_2360.jpg


やがて、全員の祝福が終わり、銅鑼のリズムの指導も終ると、
バラモンによる静かで簡潔な祈祷の儀式。

DSC_2342.jpg


さあ、出発だ!!


DSC_2392_2.jpg




「ジャイジャガンナ~~~~~ト!!!!」




「ハ~リ~ボ~~~~~~~~ル!!」




という叫び声を上げて、山車はホテルからの第一歩を踏み出しました。

銅鑼を打ち鳴らしながら、
2本の荒縄で日本人とインド人に引っ張られた山車は、
デコボコしたプリーの外れの道をポコポコと進んで行きます。

DSC_2436.jpg


「おっ、サンタナホテルが日本人連れて、
またおかしなことやってるぞ!!」


と、テレビの取材もやってきました。

DSC_2414.jpg

デコボコ道を、グワングワワグワ~ンと速いテンポの銅鑼を響かせながら、
野良犬を蹴散らし、周りのギャラリーを逆にハイテンションに囃し立て、
「ジャイジャガンナ~~~~~ト!!」とみんなで大声を張り上げる、
インドの神様をひっぱる外人の集団。

後ろに車のちょっとした渋滞なんかも作っちゃっていますが、
警察も笑って傍観するだけ。

DSC_2593.jpg

手を打ち鳴らし、高らかと天に向かって突き出し、
みんなで行進行進!!
いつの間にか、周りで見ていたインド人も俺たちの列に加わり、
一緒に両手を上げて「ジャイジャガンナート!!」と叫んぶ。
街の中心に近づくにつれて、ますます増える周りの人数。
興奮とテンションもいよいマックスに達していきます。

DSC_2621.jpg

ちなみに、我々の集団で
一番テンションが高かったのがこのオッサン。

DSC_2509.jpg

最初から最後まで、誰よりも両手を高々と掲げ、
「ジャーーーイジャガンナート!!!!」と叫び声を上げながら、
ピョンピョンと飛び跳ねていました。

実はこの日、私はホテル専属のカメラマンとして、
山車を殆ど引かずに写真撮影に徹しており、
1日で600枚近い写真を撮ったのですが、後日確認してみると、
このオヤジの両手を上げてる率がハンパなく高いことにビックリました。

神を信じる力はスゴい。

余談ですが、このオッサン。

最初から列に加わっていたのですが、
別にホテルのスタッフでも、誰かの友達というでもなく、
ただの観光に来ていた休暇中のオッサンという衝撃の事実が後に発覚。

誰も知り合いのいない中で、
あそこまでテンションを上げられることに、
二重に、神を信じる力の奇跡を感じました。


そして、例によってまたしてもTVのインタビューに答え、
インド中に恥をさらしてきました。

DSC_2711.jpg

どうせ日本語なんて分からないのをいいことに、
おもくそカメラの前で「この腐れ×××野郎がぁぁあああーーー!!!!」
と叫んでやりたい衝動に刈られましたが、何とか乗り切りました。


それにしても、我々がペンキとポスカを駆使して色づけをした山車に、
祭りにやってきたインドの人々がこぞってやってきては、
頭を垂れ祈りを小額の賽銭を投げ入れ、山車の中の神様を拝む姿は
作った側である俺にとっては、ナカナカ感慨深いものがあります。
しかも俺たちなんてヒンドゥー教徒でも何でもないのに。

嬉しいような、申し訳ないような、こそばゆいような、複雑な気分。
DSC_2789.jpg


さあ、街のメインロードも近い!!
最初は20名そこそこだった行列も、周りの人間をどんどん巻き込み、
今ではレンズに全体が収まりきらない程の大行列。

汗を拭き拭き、片道5kmの旅も、
そろそろ目的地に辿り着こうとしています。

DSC_2740.jpg

いつの間にか、通りは同じ方向を目指す人々でごった返し、
身動きを取ることもままならないような状態になっていました。


そして、メインロードの手前で
無事分解することもなくデコボコ道を乗り切った
日本人たちによる手作りの山車は止りました。


さぁ、これからいよいよ、
巨大な本物のジャガンナート神の山車とご対面です。


DSC_2794.jpg



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