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リアルタイムより遅れること2週間、

ようやくブログの中の私もヨーロッパを抜けてモロッコに渡ります。

と、その前に。

それより2日前、ポルトガルのリスボンから夜行バスに乗って
セビーリャにやってきた私ですが、夜行バスに乗るに際して、
途中の休憩所で食事をとると高く付くので、リスボン市内のスーパーに寄り、
その日の晩メシと翌日の朝メシ(例によってパンとチーズと豚肉のパテ)を
買い込んでいったわけなんですが、それにしてもこの、
ポルトガルのスーパーというのが半端じゃない。

何が半端じゃないのかというと、
レジを打つ速度の遅さ、及び、店員のやる気の無さ。

とにかく半端ではありません。

今までの旅で訪れた21カ国、香港、日本を含めた23カ国の中で、
レジを打つのが一番遅い国が、ブッチギリでポルトガルです。

何しろ、たった4人自分の前に並んでただけで27分も待たされたのは初めてです。

かなり大きなスーパーで、20台近くのレジが一直線に並んでいたのですが、
何処のレジも4~6、7人は待たされており、そして何処の列も、
見ている限りでは遅々として前に進んでいっていません。

では、その肝心のレジ打ちをしている店員は何をしているのかというと、
のらりくらりと、そして時には手間で止めてレジ前のお客さんとオシャベリに
花を咲かせ、そして、たまに別のスタッフがやってきたと思ったら、
またそのスタッフとものんびりとオシャベリ、そして、内線電話が掛かってきたと
思ったら、またそこでもの受話器を肩に挟んで、オシャベリをしながらのんびりレジ打ち


まぁ、要するに終始おしゃべりに興じているわけです。

そして、これに対して誰か抗議するのかといえば、そんなこともなく、
みんな、さして列が進まないことを気にすることも無くレジ前の週刊誌を
手に取ってトップレスおねーちゃんのグラビアを凝視したり、
となりの客とオシャベリをしたり、ipodを耳に突っ込んで音楽を聴いたり、
それぞれ勝手に時間を潰しながら自分の番がやってくるのを何となく待っています。

うーん。

「郷に入らば郷に従え」

私も鞄に入れてあった文庫本(浅田次郎「霞町物語」オススメです)を取り出し、
周りに習って何となく時間を潰すのでした。

隣りの列のオヤジと目が合いました。
「レジが進まないね」と肩をすぼめて、文庫本をヒラヒラさせると、
「うん、それが(本でも読んで時間を潰す)いい」とウィンクしてきました。

どうやら、これがポルトガルのスタンダードのようです。

結局、フランスパン(大1本)とチーズとパテ、それとヨーグルトを買うだけで、
合計31分掛かりました。待ち時間27分も長かったですが、たった4つの商品に、
レジで4分も掛かったのも初めてです
。店員は私の後ろに並んでいたオバチャンと
終始楽しそうにオシャベリをしていました。

ちなみに、その次にレジ打ちが遅い国はイスラエル、
続いて、マレーシアのボルネオ島、
後は順不同で東南アジア各国が続きます。


さて、話しを戻して、

セビーリャからモロッコ行きのフェリーの出る街アルへシラスまではバスで4時間、
そこからモロッコの北の玄関口タンジェまではフェリーで3時間。
恐らく待ち時間を入れて、さらに+2時間で合計8時間程の移動です。
モチロン、前日にパンとチーズと、最後にスペイン名物、
イベリコ豚の生ハムも購入済みです。イベリコの生ハム…
日本だと死ぬ程高いですが、産地スペインでは安いものは1パック3ユーロ程度
チーズと並ぶ貴重な淡白源としてスペインではだいぶ御世話になりました。

そんな生ハムをチーズと一緒に手で千切ったフランスパンにべろんと乗せて、
フェリーの最上階の甲板で、バンバン吹き渡る潮風に吹かれながら食べる。

目の前には彼の名高きジブラルタル・ロック。

DSC_4065.jpg

噛む度に味の滲むイベリコの生ハムを噛み締めつつ、
ビールを買ってくるのを忘れてしまったことに後悔しながら、

「うむ、絶対にまた来るぞ、スペイン!!」

と、ジブラルタル・ロックに向かって誓ったのでした。


後から知ったのですが、
ジブラルタル・ロックはイギリス領でした。


スペインの神様、また私をスペインに来させて下さい。


船の中で入国手続きを済ませ、久しぶりのイスラム教国家にして、久しぶりの
アフリカ大陸、その玄関口であるタンジェの街に着いたのは現地時間で昼の4時。
船を降りると、さっそく港の作業員なのか、ポーターなのか、
それとも全然関係ない野次馬なのか、とりあえず、
浅黒い肌のたくさんの男たちがフェリーの出口のところに集まり、
ハブに食らいつくマングースのような目でこっちを見ています。

不思議と「ウザイ」という気持ちよりは、「あぁ、またこういう国に来れたんだ
という、妙な高揚感と安心感の方が先立ちました。

「ポーター、ポーター」と騒ぐ男たちを無視して、
イミグレーションで、誰も人がいない金属探知機を通り、
人はいるけど誰も見ていないX線装置に荷物を通して

いよいよ人生初のモロッコの街へ。

以前にもご紹介しましたが、モロッコの街は「メディナ」と呼ばれる
城壁に囲まれた旧市街とフランス統治下時代に紀元を発する新市街とに別れています。

とりあえず、港に隣接するような形で聳えるメディナを目指します。
街に入った瞬間から、「チープ・ホテール!!クリーンルーム&ホットシャワー!!」
「ヘイ、ムッシュ!!タクシー!!」「ハシーシ!!グッドハシーシ!!」
と、
怪しげなオヤジや有象無象が集まってきては、耳元でアラブな吐息を吐きかけてきます。
ウザイ。でも、ちょっと嬉しい。「ヘイ、ジャパン!!ジャッキーチェン!!」
と、カンフーのポーズをとりながら私の前に立ちふさがるガキを
「バーカ、日本といえばマス・オオヤマだ。空手マスターだ。覚えとけ」
と頭に軽くチョップを浴びせつつ蹴散らし、目星を付けてあった安宿へ。

メディナの入り口。ようこそ、タンジェへ!!

DSC_4118.jpg

宿は事前に入手してあった「某・歩き方」の情報よりも若干値上げして70DH。
日本円にすると1000円程度。アジアに比べるとだいぶ高いですが、
それでもヨーロッパに比べれば半額以下。ヨーロッパ脱出の喜びを噛み締めます。
それに、どうやらDH(ディルハム)は香港ドルとほぼ対価のようです。
分かりやすくていい。

荷物を部屋に放り込み、とりあえず外を探検してみることに。
緩やかな石畳の坂道の両側に沿って、びっしりと店の建ち並ぶタンジェのメディナ。
男たちがイスを並べて如何にも濃そうなアラビアコーヒーを啜るカフェ、
強烈な太陽の光をショーウィンドウに浴びて、眩いばかりに輝く宝石屋、
エジプトでよく見掛けた、蛇と聖杯が目印の薬局、如何にも偽物な
「Nike」や「D&G」の靴が山積みになった靴屋、色鮮やかな女性用の洋服屋、肉屋、
小さな商店、アラブ風のスウィーツを売る店、肉屋、魚屋、八百屋、オリーブの専門店、
とにかくあらゆる種類の店が立ち並び、夕方前なのに、多くの人々でごった返し、
その熱気はさながらお祭りの縁日のようです(後から知ったのですが、この日は、
ラマダンの前日ということもあり、実際にいつもより賑わっていたそうです)。

コチラ、メディナの出入り口。

DSC_4107.jpg

細い裏路地にも店が並びます。歩いていると、そこら中から「ジャパン!!」
「コンニチハ!!」「ヤスイー!!ミルー!!」「ヒデ!!」「ジャッキーチェン!!」と
声が掛かりますが、エジプトのように「ビンボー!!」「バカ!!」と舐めたことを言ってくる
クソ野郎もいなければ、しつこく付きまとってくるヤツもいません。

人の表情もエジプトに比べればずっと穏やか。

「世界3大ウザイ国家」のひとつとして、我々バックパッカーの間では
有名なモロッコですが、どうやら、この街は私に対しては歓迎的なようです。
(他2つはインドとエジプト。うわ、俺これで3カ国全部制覇グランドスラムじゃん!!)

道すがら見つけた、如何にもローカルな雰囲気の食堂で少し早めの夕食。
10名も座ればギュウギュウになってしまうような小さな店、
オープンスタイルに造られたキッチンのカウンターには何種類かのおかずが
バットやお皿に入って盛られています。こういう店は言葉がわからなくても
指をさして注文出来るので旅人にとっては嬉しい存在です。

この店は流石港町だけあって魚が種類豊富。鯵や鰯の唐揚げ、
白身の切り身の焼き魚、エビのかき揚げみたいなものまであります。
私はバットに入った魚のタジンとパンを注文。

DSC_4070.jpg

オヤジに「いくら?」と聞くと「タジーン」といって、壁を指差します。
そこには、アラビア語とローマ字で書かれた、触った瞬間に崩れて
砂になってしまいそうな程汚いメニューが貼付けられています。
「Tajin」と書かれた隣りを見ると「12DH」。日本円にすると200円もしません
涙が出る程嬉しい。どうやら、この国では安心して飲み食いが出来そうです。
(もっとも、それが誤算であったことは次の日から知ることになる。恐るべしラマダン)

初めて口にしたモロッコ料理。
ちょっと脂濃いですが、見た目よりもシンプルな味付けで日本人好み。
一見するとインドのカレーのようにも見えますが、辛くもなく食べやすいし、
何より野菜もたっぷり入っているのが嬉しい限りです。

一応、店のオヤジはスプーンを出してくれましたが、見ると、
他の客は全員インドと同じように手を器用に使って食べています。
私も久々に手で食事。インド人の有名な言葉に「我々は手を使って物を食べる。
これは贅沢なことだ。何故なら、我々は口で味わう前に、まず手で味わうからだ」

というのがあります。インド以来の手を使った食事。この言葉の意味が
前より更に分かったような気がする。そして、抵抗無く手だけでメシが食える程、
いつの間にか俺も自由になったのだ
となんとなく思う。

まぁ、これは沢木耕太郎の受け売りなんですがね。

「スプーンは使わないのか?」と店のオヤジが聞いてきたので、
「みんな手で食ってるだろ?だから俺もそうするんだ」と言うと、
オヤジが客に向かってアラビア語で今のことを説明したらしい。
隣りのテーブルの歯抜けのおじぃちゃんが、「食え食え」ハゼの唐揚げをくれました
白身がホクホクと美味しい、ハゼの唐揚げ。「美味い、美味い」と言って、
おじぃちゃんの方を向くと、ニヤリと怪しげな表情で親指を突き立てました。


うん。モロッコいい所そうだ。

DSC_4083.jpg

順調なスタートを切れたことに満足して、メディナを一番登り切った先にある公園へ。
ちょうど夕日がきれいなはずですが、たくさんの新市街のビルと木々に邪魔されて
残念ながら絵になる夕日は見られませんでしたが、それでも景色は見事なオレンジ色。
空気が乾燥しているせいか、本当に冗談のようなオレンジ色に全てのものが染まります。

ちいさな女の子が寄ってきて「写真撮って!!」と言ってキャハキャハ笑います。
偶像崇拝を嫌うイスラムの国では、たとえ子どもでも写真を撮られることを拒否する
ことが多く、しかも、それがベールを被ってまで顔を隠すような女性になれば尚のこと、
まず写真なんて小さな子どもでさえまともに撮らせてくれません


なので、この申し出にはちょっとビックリ。ヨーロッパが近いということも
あり多少開放的なのもあるのでしょうが、とにかく、滅多に無い機会なので
ありがたく撮らせて頂くことにしました。

満面の笑みを浮かべてくれた女の子。

DSC_4100.jpg

何枚か撮ってあげると「見せて見せて!!」とやってきたので見せてやると、
何やら自分を指差してキャーキャー言った後、それで満足したらしく、
「バイバーイ!!」と手を振りながら坂の下の方へと去っていきました。


うーん。「金くれ」とも言われなかった。


ヨルダン・エジプトと緊張&戦いの毎日だったイスラム教国家でしたが、
どうやらここではのんびりとリラックスして旅を楽しむことが出来そうです。

その後、新市街をウロウロして、再びメディナへ。
夕方頃お祭り騒ぎだったメディナは、夜が耽るに連れて、益々お祭り騒ぎはエスカレート。
狭い道一杯にごった返した人々で深夜遅くまで賑わっていました。

10DHなのに、やたらと巨大で具沢山なモロッコ風サンドイッチと
アラビア名物の炭酸飲料「フェイロス」の洋梨味を買って宿へ。

小さな窓から入ってくる海風が心地よく、久しぶりに深く深く、
泥のように眠れた気がしました。


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