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俺以外の客が殆ど目につかない深夜のメキシコシティDF空港の
アエロメヒコのカウンターはひっそりと静まり返っていた。
カウンターの後ろの荷物用のコンベアーの前にはウンコ座りをしたメキシコ人が
この世の全てが退屈でしょうがないといった顔で携帯をいじくりまわしている。

かれこれ、このカウンターの前に立たされて15分。
腕時計に目をやると、出発時刻まで後50分。
搭乗時刻を考えるともう今すぐにでもイミグレーションに
ダッシュしなければいけないような時間だ。

と、そのときパソコンに向かって眉間に皺をよせていた
厚化粧のグランドアテンダントのボニータは、おもむろに顔を上げると
笑顔を作り直して、真っ青なアイシャドーの瞳を俺に向け、
唐突にこう尋ねてきた。


「アナタ、ホテルと食事はいる?」



???



食事は兎も角、「ホテル」ってどういうことだ?



「ん?もしかして、それは飛行機が遅れるってことかい?」



「そうよ、遅れるの」





「…そうか。で、ちなみに何時になるわけ?」





「明日の夕方4時半」




なぁ、それって遅れるっつーか、
「キャンセル」って言わねぇ?



まぁ、いいか。

思いもよらずメキシコシティに滞在出来る。
今となっては深夜のシンナーキッズとの追いかけっこ
いい思い出だ。

(詳しくは「リアル鬼ごっこinメキシコシティ」をご覧下さい)
DFを代表する安宿「ペンションアミーゴ」には友達だっている。

「オッケー、じゃあホテルもメシも手配してくれ」

「分かったわ。ちょっと待っててね」


再びPCと睨めっこを始める厚化粧のボニータ。

5分後。

まだ手配出来ない。

7分後。

まだまだ手配出来ない。

10分後。



「やっぱ飛行機飛ぶみたい」



えっ!!??



「はい、これアナタのチケット
じゃあ、搭乗まで時間がないから
急いで搭乗ゲートまで行ってね
。良い旅を~!!」






「良い旅を」じゃねぇぇぇええ!!!!!





というわけでで、ダメと言われた後に急遽「やっぱいいよ」と、
強制的に飛行機に乗せられることになった俺は、
光の速さでダッシュし、ゲートでチンタラしていた
人民のオヤジを蹴散らし、手荷物検査を終え、本当に時間ギリギリで
無事、搭乗時間に間に合ったのであった。



ちなみに、


まぁメキシコでは当然といえば当然のことなのだが、
グランドアテンダントの厚化粧のボニータは
「Sorry」の「So」の字も言わなかった。

まぁ、彼女のいい分はこういうことだろう。

「だって、私悪くないもん。
このコンピューターが悪いんだもん」


ほんの1時間にも満たないメキシコ滞在であったが、
「やっぱりメキシコ人はメキシコ人だ」というのを
再認識した貴重な滞在時間だった。



蛇足ですが、基本的に
「ごめんなさい」をいうのは日本人だけだ。
あとの国の連中は、明らかに自分に非がある場合のみ、
若しくは明らかに自分に非があっても
絶対に「ごめんなさい」を言わない



特にインド人とエジプト人!!!!

オマエらもな!!!!

っつーか、「Sorry」って単語知ってるか!!??

悔しかったら「Sorry」って言ってみろ!!!!



あ、スミマセン。

つい過去の苦い思い出から私怨が入ってしまいました。


そんなドタバタ続きのフライトだったが、
気が付くとあっという間に機上の人。

窓の外を見ると、遠くの方で目線と同じ高さに浮いている
巨大な積乱雲が、鮮烈な稲光とともに黄金色に輝いていた。

DSC_8472.jpg

「龍の巣だぁぁあああああ!!!!」

images111.jpg

…話しが逸れました。

今となっては何が出たかさえ覚えていないような
ショボイ機内食を胃の中に詰め込むと、
戦いの疲れからかいつの間にか眠りについていた。

何時間くらい眠っただろうか。
今まで真っ暗だった機内に灯った明かりで目が覚めた。
無愛想なCAが運んでくる犬のエサのようなメシを食いながら、
ブライドを開けると、眩しい朝の光とともに、
真っ白に輝く雪を頂いた切り立った山脈が飛び込んできた。

DSC_8484.jpg

時計を見ると、あと1時間程でペルーの首都、
リマに到着する予定時刻だ。ということは、位置から考えると
あれは恐らくペルー最高峰6788mの高さを誇るワスカラン山のはずだ。
そしてその下に延々と連なる山脈はアンデス山脈!!!!

ついに来ちゃったよ、

憧れの南米!!

人生初の南半球!!!!



ヒマラヤ以来の5000mオーバーの山塊の迫力と、
ついに赤道を超えたという興奮でテンションはMAX。
ひとりでカメラを窓にくっつけてウホウホと鼻息を荒くしていたら、
隣りのオヤジが何故か俺にピーナッツをくれた。
「まぁ、これでも食って落ち着けや」ということなんだろう。
ピーナッツをボリボリやりながら、オヤジとウンウン頷き合っていると、
乾いた砂漠のペルーの砂漠の遥か上空を飛んでいた飛行機は
徐々に高度を下げ始め、分厚い雲を突き破ろうとしていた。



いつ前輪が接地したか分からない程の滑らかな着陸に、
機内が拍手喝采に包まれる(本当に、今までで一番素晴らしい着陸だった)。
実に穏やかに、飛行機はペルーの首都、リマの滑走路に滑り降りた。
シートベルト着用のサインが消える前に
総立ちで荷物を取り出しはじめるのは、
インド人も人民もメキシコ人もペルー人も一緒だ。


そんな連中を無視して優雅にゆっくりと荷物を取り、イミグレへと向かう。

イミグレーションのオヤジは日本人そっくり。
恐らく日系人なのだろう。「Buenos dias」とニコリと挨拶をくれると、
「そうかそうか、マチュピチュに行くのか。きっと素晴らしい経験になるぞ。
私は自分の国が大好きだからな。ぜひペルーを好きになって帰ってくれ。よい旅を」
と、パスポートにポンと小気味良くスタンプを押し、
穏やかな笑顔で送り出してくれた。


いいね、ペルー!!!!


バックパックを受け取り外に出ると、
猛烈な湿気とともに、南米の朝から強烈な太陽が皮膚を刺す。
いよいよ、本当にこの「三線マンが行く<世界一周編>」の完結の旅の始まりだ。

タクシーを捕まえて、目星を付けてあった宿へ。

カーステレオから流れる、朝一からハイテンションなラテンナンバーを
連発するラジオに耳を傾けながら、排気ガスにまみれたリマの街を
中心部に向かって走っていった。

DSC_8602.jpg




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