上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
コーターの街へ続く、街道とは名ばかりの悪路を
タタ製のエンジンだけはやたらと頑丈なオンボロバスはガタガタと走った。

ヘッドライトが前を照らすのみの夜明け前のまだ真っ暗な道に、
運転席から流れる土臭いラジャスターンの民謡が響く。
1、2種類の弦楽器と打楽器、ハルモニウムと呼ばれるアコーディオンのような鍵盤楽器、
あとは5~6人のボーカル兼コーラスという非常にシンプルな構成だ。
1人がメインボーカルとして歌を先導し、それに続けて残りのメンバーが
全く同じメロディー、同じ歌詞を口ずさむコール&レスポンス形式。
サビもメロも全くない、ひたすら同じリフの繰り返し。多分、コードもひとつだけ。
AMのラジオから音を拾っているらしく、低音の響かないメロディーが
まるで昭和時代の居酒屋の演歌のように、どことなく哀愁を漂わせ、
それがまた、真っ暗な景色に自然と溶け込むかのようで心地良い。

ジプシーのルーツとも言われるラジャスターンの音楽。

旅する人々の音楽。

裸電球の灯った車内リ。クライニングの全く利かないシートに
思い思いの姿勢で座った、或は横たわった人々の姿がぼんやりと照らし出される。
シート1列を全て占領して横になってるオバチャンも入れば、
3人掛けのシートに、オッサン3人がそれぞれにもたれ掛かって寝息を立てる。
実に不公平な気がしなくもないが、これがインド流。

1人で座れた人はグッドカルマ。

運転手の吸う安いビディの匂いが漂ってくる。
25本入りで10円程という、驚異的な安値で買えるタバコだが、
農民か肉体労働者しか吸わない、いわば貧乏人の象徴のようなタバコだ。
巨大なコンテナを搭載したトラックを、クラクションをファンファンと連呼して
3台もごぼう抜きにすると、彼は大あくびをしながらターバンを解き、
2本目のビディにマッチで手早く火を付けた。
運転席の豆電球に照らし出された白い煙がプカリと広がり、
窓から入る風に、一気に掻き消される。

高いタバコも、安いタバコも煙の消え方は同じ。

運転手が満足そうな顔をする。


気が付くと、地平線のあたりがぼんやりと明るくなってた。
うっすらと青紫掛かった外の風景をまだ寝起きでボーっとする頭で見つめる。
地平線まで続く畑は、ここが砂漠地帯の一部であることを一瞬忘れさせてくれるが、
背の低い木が、普段の厳しい自然環境を物語っている。
年間雨量が少ない上に、土が水を溜めておくことが出来ないので、
なかなか木が大きくなれないのだ。

人間数人分の幹を持つ巨木がやたらと目立った南インドとは対照的な風景。
「インドは広い」ということを改めて実感する。
とはいえ、モンスーンの恩恵に与った大地は360度、
短い雨期を祝うかのように緑に覆われていた。

やがて、真東を目指していたバスの前方が、
一直線のオレンジ色の帯が、地面近くに広がりだした。


「あぁ、インドの旅ももうクライマックスだ」


と、そのとき強く実感した。

今まで廻ってきた場所の景色が、グルグルと回る。


あぁ、インドやっぱりいいわ。


また来るかもしれないな。


相変わらず運転席の安っちいスピーカーから流れてくる
ラジャスターン音楽を聴きながら、そんなことを思った。

この後コーター駅6時40分発の列車に乗り、
いよいよ、インドの最終目的地、デリーを目指す。



インドの首都、デリー。




大っっっっっ嫌いなんだよね~!!!!




ということで、毎度。
2ヶ月以上に渡ったインドの旅もいよいよ千秋楽。
私は今、「Fuck'n City」デリーに来ています。

相変わらずの通りを埋め尽くす無数の人々、
けたたましく鳴り響くクラクション、排ガスとほこりにまみれた空気、
日本語で声を掛けてくる鬱陶しい物売りども、
耳元で「ハッパ、ハシーシ」と囁くプッシャーどもを
「うるせー、うせろ!!」と追い払うと、今度は乞食に選手交代
右手を差し出し、当然の権利であるかのように、実にエラそうに、
「金くれ!!」と小銭をせびりにきます。
そいつを蹴散らすと、今度はシンナーキッズが、
「グヘヘ~、ミスタ~、マニ~」
昼間からハイになりながら、袖を引っ張ってきます。


おまけに、クソ暑い。


メチャメチャ蒸し暑い。


某「歩き方」に、
「デリーの雨期は、湿度とともに不快指数アップ」
と書かれていましたが、


おうよ、確かに死ぬ程不快だわ。


これを「不快」と言わずして、
何を「不快」というんだ?


しかも、そんな不快なところに、インド人のバカ

「ジャパニーズガール、ベリーカワイイネ~。
ジキジキ(SEX)オマ○コ、ベリ~グ~


などと言いながらニヤニヤしながら近寄ってくるので、
本気でブッ飛ばしそうになります

暑さ+有象無象どもにイライラを募らせる
デリー生活です。


さて、そんなクソなデリー生活の話しは置いといて、
今日は極上のゴアの夕日でもご覧下さい。


モンスーンシーズン真っ直中だった為に、
基本的に雨が多かったゴアですが、ふと気まぐれのように
たった2日だけですが、きれいな夕日を見ることが出来ました。

パロレムビーチの漁村では夕方頃になると、
子どもたちがオレンジ色に照らされながら
インドの国民的スポーツともいうべきクリケットにせいを出していました。

DSC_5424.jpg


DSC_5450.jpg

惜しくも空振り。

でも、カメラを構えると、みんな張り切って
フルスイングをしてくれるのがかわいらしい。

バイクを飛ばして、隣りのパトネムビーチへ。
最終日の夕日は今まで見てきた夕日の中でも極上。

DSC_5521.jpg

遠浅のビーチに押し寄せる波がまた最高。
中心から綺麗に左右に広がって崩れる波長の長い波。
板があれば、如何にも長い時間乗れそうな素晴らしい波でした。

DSC_5523.jpg

野郎2人で寄り添ってましたが、
たぶんホモではないと思います。

DSC_5529.jpg

インドでは男同士でよく手を繋いでいます
別に深い意味はなく、ただ単に友情の印だそうですが、
毛むくじゃらの指と指をガッチリと絡めあっていたり
方の小指だけを掴んで歩いている姿は、
かなり絵的に暑苦しい

まぁ、実際にホモやバイも多いらしく、
血気盛んな頃には、性欲を持て余した若者同士が…

いや、

気分が悪くなるんでヤメましょう。

俺も前回、バスの中で激しくキスを迫られたし。
(モチロン、ブチキレ。詳しくはコチラで)

死ぬ程どうでもいい方向に話しが逸れてしまいましたが、

とりあえず、

南国情緒たっぷりのゴアの浜辺にスローに沈む夕日は、
今回のインドの旅の中でも1、2を争う程に美しかったのでした。

DSC_5452.jpg



 ーー☆ーーーー☆ーーーー☆ーーーー☆ーーーー☆ーーーー☆ーーーー☆ーー

にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村
 ↑ ↑
「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、
クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。

 ーー☆ーーーー☆ーーーー☆ーーーー☆ーーーー☆ーーーー☆ーーーー☆ーー
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://3shinjourney.blog62.fc2.com/tb.php/121-b0217d27
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。