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満月が煌煌と照らし出す先人たちの足跡を辿りながら、
満月の砂漠へとラクダに乗っていってきました。

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っと。この話しについては、また明日。

話しは遡って、迷宮フェズ

モロッコ王朝最初の首都として紀元808年からの長い歴史を誇るフェズ。
政治経済の中心として大いに栄えたこの街は、同時に宗教の中心でもありました。
なので、今でも数多くのモスクやイスラム神学校が街の至る所に残されています。
あるものは路地裏にひっそりと、あるものは市場や民家の隙間に挟まれながら、
そしてあるものは大きな通りの突き当たりに堂々と、その姿を現代に伝えます。

その中のひとつ、ブー・イナニア・マドラサ

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14世紀に、時の王「ブー・イナニア」によって建てられたマラドラサ(神学校)です。
中央にあるのは当時の学生が修業やお祈りの前に身を浄めた池。
今では学生の代わりに奥に併設されているモスクへお祈りに来た人々が、
神前に入る前に手足を洗っている姿を見掛けることが出来ます。
壁、天井、柱、扉、その他全てに渡って人間業とは思えないような、
細密な幾何学模様がモザイクや寄木細工、彫刻などで描かれています。

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2階は学生たちの宿舎があったそうですが、
残念ながら2009年の現在、見ることは出来ません。

見学を終え、マラドサを入り口の見事なモザイクタイルの前に寝そべっていた猫が
私に対して挑発するかのような視線を投げ掛けていました。

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「あら、坊や。あたしと今晩どう?」という声が一瞬聞こえたような気がしましたが、
残念ながら私はそういう趣味はないので、低調にお断りしておきました。


さて、そんなメディナの更に奥深く、メディナの中で一番低くなる場所。
メディナを東3分の1と西3分の2に隔てるように流れるフェズ川のほとり、
その辺りの細い路地を奥へ奥へと進んでいくと、鮮肉店を病院の中で開業させたような、
変に科学的で且つ動物的な、何とも言えない刺激臭
が立ち籠めてきます。
昼に食べた食ってるそばからニキビが出てきそうな程脂濃いクレープ
(みたいなもの。ラマダン中なので、これしか売っていない)が、
胃から逆流したがっているのを必至になだめつつ路地を進んでいくと、
そのうち、両サイドの革製品の店から、悪人面の男たちが、
「ナメシガワ、ナメシガワ!!」と怪しげな男たちが次々と声を掛けてきます。

一瞬、「うわ、また新しいお笑い芸人のギャグか!?」と思って後ずさりしてしまいます。
なぜ後ずさりをしてしまうかというと、旅をしていると何処の国でも観光地に行くと、
「ソンナノカンケーネー!!」「ナンデダロー」「アイーン!!」「ミヤサコデス!!」
いったカンジで新旧折り混ざった日本のギャグを誰かしらから大声で叫ばれたりしますが、
ごくたまに、私が日本を離れた後に流行ったギャグを言ってくることがあります。
私が「は?何?」みたいな顔をすると、
「日本の有名なコメディアンのマネだよ」と言われるので、
「知らないなー」と返すと、さも驚いたように「オマエはホントに日本人か?
日本人の若いコは、みんなこれを言うと笑ってくれるぞ!!」
と言われ、
如何にも「オマエは日本人じゃない」みたいな視線を送られることになり、
「嗚呼、深い穴を掘って入ってしまおう。そして誰かそれを埋めてもらってしまおう…」
とけっこうなショックを受けることがあります。

ちなみに、「ソンナノカンケーネー!!」は、
私は職場のネパール人からおしえてもらいました。

さて、話しがだいぶそれましたが、「ナメシガワ」。それは決して新手の
芸人のギャグではなく
「鞣し革」の意なので、日本を離れて長居長期旅行者でも安心。
そう、フェズ川西岸一帯は、この迷宮フェズのもうひとつの名物、
鞣し革の染色職人街スーク・タッバーギーンなのです。
一般的にはフランス語の「タンネリ」という名前の方が通じます。

小柄で口ひげが如何にもコズルイ雰囲気の怪しいオヤジに連れられて、
立ち並ぶ革製品屋の中のひとつへ。薄暗い部屋を通り抜け、天井に頭が着きそうな程の
低い階段を登り、そしてまた天井からおびただしい数の革製品がつり下げられた
薄暗い部屋を通り抜け、そして大きな窓の外から眩しい光が入り込んできたその先、
ベランダから見下ろすと、目の前に現れるのは色とりどりの色水が
まん丸に空いた蜂の巣のような無数の穴の中になみなみと張り巡らされた異様な空間。

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これこそが、皮の染色人スーク、タンネリです。

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先ほどから臭ってくる異臭の元凶もここ。幸い、臭いには慣れてしまったので、
吐き気を催すなんてことはありませんが、それでも強烈な臭気があたりには立ち籠めます。
別の場所で鞣された牛、山羊、羊、ラクダの革がここに集まり、
そして、それらひとつひとつ人の手によって鮮やかに染め挙あがっていきます。

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「赤はパプリカ、茶色はタマネギ、黄色はサフランで染めるから一番高級、
他にもここで使われる色は全て自然のものから出来ている」と、先ほどの案内役のオヤジが
説明してくれます。自分の知らないことを説明してくれる彼。コズルく見えたその顔が、
何だか知性に満ちた「この道ウン十年」のベテラン職人に見えてくるから不思議です。

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モチロン、帰り際に「チップ!!」と言われたので、某歩き方に書いてあった通りの
小額のチップをくれてやったら、「少ない、もっとよこせ!!」と言われたことは
言うまでもありません。その辺りはインドもエジプトもモロッコも一緒です。

さて、そんなオヤジや引っ切りなしに「ナメシガワ!!ヤスイ!!」と声を掛けてくる
客引きをスルーして、「ふぅ、人ごみにも少し疲れたな」と思ったら1本路地の奥へ。
メディナ内のメインストリートを1本奥に入るだけで、そこは表の喧噪も届かない、
のどかな昼下がりのアラブの住宅街。夏休みの子どもたちがその中を
ところせましと駆け回ったり、大人と一緒に昼寝をキメ込んでいたりしています。
すれ違う度に「ハロー!!」「コンニチハ!!」「ジャッキーチェン!!」
と声を掛けてくる子どもたち。

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アラビア語で「アッサラーム・アレイコム(こんにちは)」と返すと、
一瞬驚き、そして元気に「アレイコム・アッサラーム!!」と返してくれます。

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「うむ、挨拶の出来る子は良い子じゃ」とかいぐりかいぐり。

カメラを構えると、とたんに走って逃げてしまったり、
一丁前の大人のように人差し指を突き立てた右手を左右に振り、
「ノー、ノー!!」と拒否してきたり、その仕草がまたカワイイのです。

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あてども無く街をブラブラしていると、「何を探している?」と話しかけてくる男たち。
本当に親切心で何か気遣ってくれようとしている人もいれば、自称「ガイド」の
怪しいオヤジ
「そこは行き止まりだし、この先はスラムで危ないし何も無い」
言っては近寄ってきて、「俺がガイドしてやる」なんて持ちかけてきたり。
「別に何も探していないから大丈夫だよ。フェズには1週間いるから道もわかるさ」と
適当にハッタリをかましてそんなヤツらの攻撃をかわしたり。

モチロン、たった1週間でメディナの中を完璧に把握することなんて不可能

フェズはそんなちんけな街ではありません。

そんな風にブラブラしていると、あっという間に3時間4時間。
「そろそろ暑さで頭が朦朧としてきたぞ…」といって宿に戻り、
あまり冷たくない水シャワーを浴びて午睡の夢を貪る。そして、ラマダンが終わり、
夜のお祈りを終えた人たちが、日暮れまでに溜まった鬱憤を晴らすべく
退去して押し寄せる夜のメデェナへ再び出向く。

そんな世界最大のラビリンス、フェズでの日々でした。

「迷いに迷っていたら、いつの間にか500年前のモロッコにタイムスリップしていた」
なんてことが起こってもちっとも不思議じゃない、エキゾチックな雰囲気漂うフェズ。
千年以上のときを越えて今尚残る、アラブの古き良き世界、この先何百年も、
街がこのままの姿で留まってあってくれたらと思います。


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