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ヤシの木覆い茂る弓状の砂浜が美しいパロレムビーチ。
朝の一瞬は漁村で行われる地引き網漁や沖から魚を満載して帰ってくる船で
多少のにぎわいを見せますが、それ以外の時間は至って静かな、
のんびりとした田舎のひなびたビーチです。

DSC_5320.jpg


その静かなビーチの入り口に1人、
今まで会ったインド人の中でも
1、2を争う程熱い男がいます。


その名も、
「フルパワーオヤジ」


ビーチの入り口で、村でただ1軒のチャイ屋を営むオヤジです。

値段も安いし、チャイもさることながら、
サモサやオムレツなどの軽食も美味いので、
パロレムビーチにいる間は毎日朝食をここで採っていたのですが、
何がいいって、このオヤジのテンションの高さが最高です。

チャイをオーダーすると、

「オッケー、今熱々のヤツをいれてやる!!フルパワーだ!!

「どうだ!?ウメェか!?朝のチャイは最高だ!!フルパワーだ!!

サモサをオーダーすれば、

「さっき出来上がったばかりの揚げたてだ!!フルパワーだ!!

本当に出来立てで、私が口の中でホフホフやっていると、

「ガッハッハ、熱いか!?フルパワーサモサだからな!!」

と笑います。

野菜入りのインド式オムレツをオーダーすれると、
「オマエ、辛いの好きか?辛くするか?」
と聞いてきて、鬼のように辛いインドの青唐辛子を指差します。

「うーん、辛いのは好きだけど、朝だから手加減してよ」

と言うと、

「何っ!?辛いは美味いだ!!
辛いはセクシーだ!!
辛いの好きなら黙って俺の
セクシースパイシーなオムレツを食え!!
そうすれば朝からフルパワーだ!!!!


といって、朝一から胃に優しくない(でも、美味いから許す)、
ピリ辛いオムレツのサンドイッチをこさえてくれます。

そして食い終わると、

「Hey, Men!!フルパワーだろ!?
そら、フルパワーで遊びに行ってこい!!


と、とりあえず何かにつけて
「フルパワー!!!!」を連呼するテンションの高いオヤジです。
コッチも釣られて、朝からメチャメチャテンションが上がります。

が、

そんなオヤジも四六時中フルパワーを維持出来るわけではないらしく、
午後以降に行くとパワーダウンして普通のチャイ屋のオヤジになっています。
なので、オヤジにテンションを上げてもらいたい人は
朝のうちに行くことオススメします。

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そんなフルパワーオヤジとも今日でお別れ。
これから夜行バスに乗って、いよいよインド中部に突入。
中部の大都市のひとつ、アウランガーバードに向かいます。


本日も話しは遡って、約2週間前。
ピンクの牛乳(前々回のブログ参照)の余韻覚めやらぬ
クンバコーナムから、タンジョール経由で
バスで南西に向かって進むこと6時間。

黄色のリクシャーがバタバタと音を立てながら走り回り、
クラシカルなフォルムのアンバサダーが埃と排ガスを巻き上げて走る、
人口89万人を誇るタミルナード州で3番目に大きな街
マドゥライの路上に立っていました。

DSC_3839.jpg


チェンナイ以来、1週間ちょい振りの都会。
インドの都市が何処でもそうであるように、
空気の悪さとウルサさには閉口しますが、
人もいいし、何かと便利な上食事の選択肢も多いので、
居心地は悪くありません。

さて、この街には世界遺産ではないものの、
南インドを観光を魅了する素晴らしい建築物があります。

その名も、ミーナークシー寺院
最も大きな塔門の高さが60mもある、
シヴァ神の奥さんで「魚の目をもつ女神」として知られる
パールヴァティー(南部だとミーナークシー)を本像として祭った、
巨大なヒンドゥー教徒寺院です。
ちょっと大きなビルに登ると、街の中からカラフルな塔が
ニョキニョキと飛び出ているのが確認出来ますが、
これがそのミーナークシー寺院。

DSC_3832.jpg

塔の高さもさることながら、
その敷地も230×260mとかなりの巨大さを誇ります。
東西南北を取り囲む、巨大な塔門。

DSC_3883.jpg

「あぁ、こういうのを「聳え立つ」っていうんだな~」と
しみじみ思わせる程、どっしりと、そして堂々と聳える塔門。
濃い南インドのスカイブルーによく映えます。

見ての通り、塔門丈夫にはビッシリと原色の神様や動物で飾られています。
こうしたスタイルの建築物を、イスラム建築の影響を全く受けていない、
インド独自のヒンドゥー建築
の総称として、「ドラヴィタ様式」といいます。

それにしても、流石はインド独自路線。

神様1体1体を見ても、
「これでもくわぁぁああ!!」という程、
見事にサイケデリック

DSC_3886.jpg

1体だけでも十分にサイケなのに、
そんなのがたくさん集まる様は、さしずめ
メゾン•ド•神

DSC_3879.jpg

どうすればこんなセンスの建物が出来るのでしょうか?
そして、これを全部完成させるのに、
どれくらいの年月を費やしたのでしょうか?

悠久の時間の流れを操るインド人。
底が計り知れません。


寺院には東西南北何処からでも入れるのですが、
折角行くからには寺院の正門でもある、東の塔門から入るのが良いでしょう。

東の塔門を潜ると、極彩色のペイントが施された天井に、
細密な彫刻が彫り込まれた柱が立ち並ぶ、薄暗いホールに出ます。
柱と柱の間には、巡礼者向けの土産物を売る店が立ち並び、
大勢の人々で賑わっています。

DSC_3902.jpg

柱の1本裏に入ると、お供え物を売る店がズラリ。
外からの日差しが屋根の隙間からと差し込む薄暗い空間で
ひっそりと老人たちが並べられた品物を並べ直していました。

DSC_3924.jpg

外国人観光客を含む多くの人々が行き来し、
一見非常にツーリスティックなようですが、それでも
寺院内部には聖地特有の重厚な空気が立ち籠めています。

ゆっくりと歩きながら、1本1本デザインの異なった柱を眺め、
原色の天井に描かれた神々1体1体に目を凝らし、名前を思い浮かべる。
角の丸くなった壁や柱に、時の流れと歴史の重みを感じます。

DSC_3944.jpg

ここの本像はパールヴァティーですが、
インド神の中でも一番の人気者、像頭の神ガネーシャもひっそりと祀られ、
通り掛かる人々が両手を交差し、その手で両方の耳を掴む
ガネーシャのポーズで膝を曲げて伸ばししてお辞儀をしながら、
ひっきりなしに祈りを捧げています。

花や果物を飾られ、巡礼者たちによって施された
ド原色の色粉で絵の具のキャンパスのようになったガネーシャ様。

DSC_3922.jpg

神々しいながらも、どことなく楽しげに見えます。

寺院の南側には、中央に蓮の花を象った
黄金のモニュメントが浮かぶタンク
(身を清める為の池)があります。




水を抜かれて池じゃなくなっていましたが。






DSC_3945.jpg







南部東海岸は乾期だからでしょうか?
「池にシンメトリー写る原色の寺院」を期待していたのですが、
そんな私の吐かない願いは、カイラス山の彼方に消え去りました

それでも、池の周囲を囲む回廊のペイントと天井画は見事なものです。
午後の日差しが差し込み、薄暗い院内とは対照的なこのスペースは、
さしずめ「神の世界と人間の世界に掛かった橋」といったところでしょうか。

DSC_3948.jpg


その橋を渡って、いよいよ神の領域へと足を運ぶのでした。

つづく。

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