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今を遡ること半年以上前、
愛しのカオス国家インドを旅したときの記録。
水と緑に覆われた、美しい南&西インドの動画、
出だしだけ作って暫くの間ほったらかしになっていましたが、

漸く完成&アップしました!!





北インドでは見れない、豊潤なるインドの姿。
どうぞご堪能下さい。






うーん、インドまた行きたいなー。

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2年半振りに来たデリーの空港は、いつの間にか新しくなっていた。

DSCN7491.jpg

俺が知っているデリー空港は、年季の入った煤けたクリーム色の壁に、
一昔前のデパートのように圧迫感のある天井、安っぽいタイルのフロア、
何処からともなく漂う小便と香辛料とお香が混じった匂い、
そして夜逃げ並みの巨大なトランクと荷物を引っさげたインド人でごった返した、
最後の最後まで良くも悪くも「インド」を感じさせる場所だった。

それが久しぶりに来てみると、見上げる程に高い天井に、
大理石のテカテカと光る立派なフロア、出国ゲートの外側は、
真っ白の鉄骨を編み上げた半ドーム状の曲線的な屋根に覆われ、
サリーやクルタではなく、襟付きのアイロンのピシャリと当てられたシャツに、
ジーンズ、左腕に腕時計を巻いた洋装のインド人たちが家族や友人を見送りに来ている。
もちろん、便所の臭いも、香辛料の匂いも、お香の匂いもしない。
完全空調室内には無味無臭、無機質な空気が流れ、
どこの人種にも不快感を与えない、完全な「国際空港」。
良くも悪くも「インド」感じさせない場所だ。
たまに響くアナウンスのヒンディーだけが、
ここがインドであることをおしえてくれる。

空港までは新しく出来たエアポート専用の地下鉄で来た。
多少インドルピーが余っていたので、ホテルからドア•トゥー•ドアで
タクシーで来ることも可能だったが、後からチップだ何だと言われるのが
面倒臭かったので、結局地下鉄で来ることを選んだ。
途中区間、それまで地面の下を走っていた列車が地上に顔を出す。
車内に灯りが灯っている上に、線路の周りが木で覆われている為
外の景色はよく見えないが、よくよく目を凝らしてみれば木の向こう側は真っ暗。
たぶん、この真っ暗闇の中には、一生外国に行くこともなければ、
このクーラーの効いた清潔な列車に乗ることすらない人々が、
それこそ数えきれない程いることだろう。

DSC_6570.jpg

自分たちの目の前で、次々と組み立てられて行く
鉄とコンクリートの巨大な柱とそれに掛かる橋。
いつの間にか見慣れた景色の中にひょっこりと顔を出した橋の上を
埃ひとつ付いていないピカピカの列車が猛スピードで走り抜ける様を、
橋の下で暮らす子どもたちはどんな思いで見つめているのだろう。

橋の上の清潔な列車の中も、

橋の下のどうしよもない貧困も、

どちらもインド。

DSC_5019.jpg

ただ、俺は高速で移動するこの無機質な箱の中よりも、
排ガスと、埃と、小便と、クソと、汗と、
香辛料と、お香の臭いが渦巻く、カオスな世界の方が好きだ。

いや、「好きだ」というよりは「性に合ってる」。

何のストレスもない金持ち専用の列車より、多少値段は張っても、
真っ暗な街のなかで蠢く人々を見ながら、腹の立つ程悪い空気を吸い込み、
じっとりへばりつくモンスーンの湿気を切り裂き進む、
リクシャーで空港まで来た方が良かったと、少し後悔した。
このあまりにもあっさりとし過ぎて、清潔過ぎる車内は、
インドの人口の半分以上を占めるであろう、貧しい人々に対して、
何だか後ろめたい気がする。

DSC_6523.jpg

聖と俗、富と貧、両極するはずの2つが一体となり渦巻くこの国で、
俺が愛するのは確実に俗と貧、正確にいえば、その中でひっそりと輝く、
人々のささやかな幸せや、日本ではもう見られなくなてしまった、
人と人の繋がりや、穏やかな時間の流れなのだと思う。

それは高級レストランやエアコンの効いたショッピングセンター、
ドアマンが背筋を伸ばして客を出迎えるホテルなんかにはなく、

例えば、屋台で買ったサモサを千切ってはたっぷりとソースをなすり付けて、
一切れ一切れ、ゆっくりと、そして美味そうに食うじーさんの姿であったり、

学校帰りに、みんなで歌を歌いながら実に楽しそうに、
ときにクルクル回りながら歩く女の子たちの笑顔であったり、

夕暮れ時の海岸で小さい子から大きい子まで入り交じって、
ワーワーキャーキャーと大騒ぎしながら行うクリケットであったり、

日曜日に、まるでピクニックにでも来たかのように、
家族みんなで手を繋いで寺に出掛ける様子であったり、

夜、近所のオッサンどうしで集まって、チャイ片手にタバコを吹かし、
唯一のエンターテイメントであるおしゃべりに花を咲かせる姿であったり、

強烈な日差しを遮る路地裏の軒先で、スヤスヤと寝息を立てる赤ちゃんを
ゆっくりゆらゆらと腕に抱く、原色のサリーを着たばーさんの顔であったり、

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とてもささやかで、


とても愛おしく、


そして穏やかで、


何よりも優しい、


貧しいながらも、一握りでも幸せを見つけては、
それを明日の糧に、逞しく、強く生きるインドの人々を、
俺は愛しているのだ。

DSC_6476.jpg

未だに、「インドの悪口を50コ言え」と言われたら、多分言えるだろうし、
「インドのいいところを10コ言え」と言われたら、果たして言えるかどうか怪しい。

それでも、インドに何故か惹かれ続けてしまうのは、
俺たちが忘れかけている、或は忘れてしまった物質的ではない幸せを、
彼らに見いだしているからだろう。


チダンバラムで俺に奇跡を見せてくれたガネーシャ氏の
「No worry, no harry. Do slowly. And then, be happy」
という言葉が優しく頭に響く。

殆ど見えない目で優しく微笑む神の従者がくれた言葉。

その言葉に従って、「No worry, No harry. Do slowly」に旅したからこそ、
インド人々の貧しさの中に輝く、愛おしい幸せに気付くことが出来たのだろう。

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デリーのホテルを出るときに、スタッフに「また来るのか?」と聞かれ、
大した宿でもなかったし、寧ろ、出来るだけ近寄りたくない
大嫌いなデリーのはずなのに、

「Yeah~, I'll be back!!」

とニヤリと歯を剥き出して笑ってしまった。

「インド病」という病は、
どうやら死ぬまで治らない、不治の病らしい。

俺の「インド病」の原因は、今回はっきりした気がするが、
別に治す必要もないし、治す気もない。

次は一体、いつになるか分からないが、
絶対にまた、インドの土を踏むことになるだろう。

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25日早朝、雲のように濃い朝靄の中を、
飛行機はあっさりと滑走路を離れて行った。
あまりにも霧が濃いせいで、窓から見下ろしても
デリーの街並は全く見えなかっが、霧の中では街が動きだし、
これからまたクラクションと人々の喧噪が慌ただしく響く、
埃っぽい、排ガス臭い1日が始まった頃だろう。

そして今、遥か離れたアメリカ大陸のど真ん中、
グアテマラの宿のベッドの上から、インドに思いを馳せている。
たった昨日出たばかりなのに、インドでの日々が
早くも遥か過去の物語であったかのような気分で、
懐かしくも愛おしい。

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グングンと発展し続ける都市、流入する西洋文化、膨れ上がる人口、
インドの流れは未だ留まることを知らない。
次回訪れるときは、果たしてどんな顔を見せてくれるのだろうか?
果たして、人々は未来も同じ顔で笑っているいるだろうか?

インドの貧しくも美しい人々に幸あれ。

そして、

偉大なるインドの、


水と、


緑と、


海と、


波と、


赤土の大地と、


灼熱の太陽と、


降り注ぐ雨と、


吹き抜ける風と、


多くの貧しき人々と、


彼らを見守る神々に、


最大の感謝と賛美を込めて、



I Love India!!!!



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そして、
散々俺をコケにしてくれたナメたインド人どもに、


Fuuuuuuuck yoooooouuuuuu!!!!!!


次はもっとタフになって帰ってきてやるからな!!


覚えてろよテメーらぁぁああああ!!

ガーーーーーーーーハッハッハッハッハ!!!!!




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美容師をしている友人数人から、

「オマエは絶対ハゲないから安心しろ」

と太鼓判を押されている私ですが、
今朝起きてみたら白いシーツに
自分の抜け毛がスゲェ落ちてるのに気が付き、
若干自分の頭髪の将来が気になり始めた夏の夜。

毎度、オッサン街道邁進中の三線マンです。

いよいよインドも最終日。

ん?

何かやり残したことはないのかって?

そうだな~。


カレーはもう後3年くらい食わなくてもいいんじゃねーか?って程食ったし、
他人の野糞をする姿も一生分どころか、3世代先の分くらいまで見たし、
タージマハールも見たし(もう、多分一生来ない)、牛にも襲われたし(2回)、
アバラにヒビも入ったし、バイクでコケたし、洪水にも遭遇したし、

とりあえず思い残すことはありません。

しいて言えば、


ブログが未だにリアルタイムに追いついていない


ということくらいでしょうか。


ということで、今日は中部インド最大の見所、
世界遺産エローラ石窟群のハイライト、
カイラーサナータ寺院をご紹介します。

え?

「アウランガーバードの話しはどうしたんだ」

って?

ちっちゃいタージマハールもどきがありました。

DSC_5556.jpg

以上。

タージマハールを「所詮、墓は墓」とバッサリ切り捨てた私に、
面白いものであったはずがありません。

宿がクソ以下だったこともあり、アウランガーバードに付いて早々
アーグラに向かう列車のチケットを取りに行ったのですが、
翌日の列車で席が空いていたのが、朝の10時20分発の列車1本のみ

と、いうことは、

リクシャーを雇って翌早朝に30km離れたエローラまで行って、
ソッコーで遺跡を見て回り、ソッコーで帰って来て、
そのまま荷物をピックアップして駅に直行しなければ、
列車に間に合わないということです。

しかも、宿のババァに
「9時半頃に戻るから、ちょっと荷物預かっといてくれや」
と頼んだところ、

「チェックアウトは朝9時で、
それ以降は荷物のキープも出来ない
少しでも遅れたら、
もう1泊分の料金を追加で貰うからね!!


という、非常に心の狭い、死ぬ程ケチ臭い返答が返ってきたました。

色々計算すると、エローラに居れるのは1時間しかないという、
大変シビアなスケジュール。一瞬「行くのやめようか…」とも思いましたが、

眠い目擦って、行ってきましたよ!!

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朝6時、まだ日も登っていない薄暗い道を
オートリクシャーでトロトロと北東へ。
この街で唯一「いいヤツだ」と思った運転手サイードは、
2歳の娘を溺愛するあまり、リクシャーの正面のガラスにアラビア語で
デカデカと自分の娘の名前をペイントする、ムスリムの好青年。
2人で大あくびをしながら、朝の冷たい空気を切り裂いてエローラへと向かいました。

30以上の石窟を山から削りだした壮大なエローラの遺跡。
その中でも最大規模を誇るのが、このカイラーサナータ寺院

DSC_5681.jpg

今を遡ること1200年以上前、西暦756年に着工し、それから
石工たちが100年以上の歳月を掛けて完成させた中央インドの奇跡。
岩山を幅47m、奥行き81m、高さ33mに渡って
ノミと金槌だけで掘り出した、驚異の産物
です。

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木も、レンガも、漆喰も一切使用されていない、
完全なる一枚岩の削りだしの寺院で、
掘り出された岩の総量は20万tにも達すると考えられています。

DSC_5745.jpg

今まで色々な巨大建造物を見てきましたが、
これ程のスケールのデカさと、人類の底力を感じたことは、
未だかつてありませんでした。


ヒンドゥー教寺院なので、寺の周囲には各種様々な神々が
生命感溢れる彫刻で表現されています。モチロン、これらも岩の削り出し。
寺院と切れ目なく繋がっています。

DSC_5766.jpg

DSC_5720.jpg

岩の中からコンニチハ。

DSC_5822.jpg

こんなことが出来るのも、岩の削り出しならでは。

シヴァ神にまつわる神話や叙事詩「ラーマヤーナ」の一場面を
表現した浮き彫りの緻密さには特に驚かされました。

DSC_5750.jpg

寺院の土台は無数の象によって支えられています。

DSC_5832.jpg

全て岩で出来た寺院。象たちもとっても重そうです。
本殿裏側の象は、あまりの重さの為に首に皺が寄っているという
芸の細かさが、当時の技術の高さと優れた観察眼を物語っています。

本殿内部は、シヴァ神の象徴であるリンガが祀られており、
コチラは現在でも信仰の対象。朝一のお参りに訪れるインド人が捧げた
ジャスミンの花の香りが、カビ臭い寺院内にほのかに香っていました。

DSC_5806.jpg

院内を見たら、寺院の左右にある小道を登りましょう。
5分も歩けば寺院の真上に出られます。
そこから眺める寺院の全体像と、雄大なデカン高原の緑は壮大の一言。

DSC_5858.jpg

今は公園として整備されていますが、遥か昔には
巡礼者用の宿や屋台が立ち並び、多くの人々がインド中から
やってきては祈りを捧げていたことでしょう。

悠久の時を超えた、偉大なる先人の偉業に敬意を表し、
急いでまたアウランガーバードのクソ宿へと急いだのでした。


え?もう帰っちゃったの?


だって?


そうだよ、1時間くらいしかいられなかったんだよ!!
カイラーサナータ寺院さえ
満足行くまで見られなかったんだよ!!


後は、以前のブログでも書いた通り。
「二度と来ねぇからな、バーーーーカ!!」
と捨て台詞を吐き捨てて、駅へと向かったわけです。


運転手のサイードが、「あそこの宿がダメなだけで、
ホントはアウランガーバードはもっといいところだし、
アージャンター遺跡も素晴らしいところだから、また来てくれよな。
今度ゆっくり来てくれたら昼メシでもごちそうするよ」
と言ってくれたのだけが、とっても救いになりました。

「アッサラーム•アレイコム!!」

「アレイコム•アッサラーム!!」

とムスリム式の挨拶で握手をガッツリと交わし駅へ。

そこから20時間の移動。

列車の窓から見上げた夜空には十五夜の満月がぽっかりと浮かび、
果てしなく広がる緑の平原を青々と照らし出していました。

DSC_5941.jpg



さて、後半巻き気味になってしまいましたが、

いよいよ明日早朝の飛行機で、


人生初の南米潜入!!


どうなることやら、今からワクワクドキドキ。

ちなみに、


ガイドブック持ってません。


スペイン語もしゃべれません。



唯一知ってるスペイン語は

「セルベッサ•ポルファボール!!」

直訳すると、


「ビールくれ!!」



…まぁ、何とかサバイブしてみせます。

次のブログはロンドンかカリフォルニアから、
クソ長い空港での待ち時間にでもお届けします。

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コーターの街へ続く、街道とは名ばかりの悪路を
タタ製のエンジンだけはやたらと頑丈なオンボロバスはガタガタと走った。

ヘッドライトが前を照らすのみの夜明け前のまだ真っ暗な道に、
運転席から流れる土臭いラジャスターンの民謡が響く。
1、2種類の弦楽器と打楽器、ハルモニウムと呼ばれるアコーディオンのような鍵盤楽器、
あとは5~6人のボーカル兼コーラスという非常にシンプルな構成だ。
1人がメインボーカルとして歌を先導し、それに続けて残りのメンバーが
全く同じメロディー、同じ歌詞を口ずさむコール&レスポンス形式。
サビもメロも全くない、ひたすら同じリフの繰り返し。多分、コードもひとつだけ。
AMのラジオから音を拾っているらしく、低音の響かないメロディーが
まるで昭和時代の居酒屋の演歌のように、どことなく哀愁を漂わせ、
それがまた、真っ暗な景色に自然と溶け込むかのようで心地良い。

ジプシーのルーツとも言われるラジャスターンの音楽。

旅する人々の音楽。

裸電球の灯った車内リ。クライニングの全く利かないシートに
思い思いの姿勢で座った、或は横たわった人々の姿がぼんやりと照らし出される。
シート1列を全て占領して横になってるオバチャンも入れば、
3人掛けのシートに、オッサン3人がそれぞれにもたれ掛かって寝息を立てる。
実に不公平な気がしなくもないが、これがインド流。

1人で座れた人はグッドカルマ。

運転手の吸う安いビディの匂いが漂ってくる。
25本入りで10円程という、驚異的な安値で買えるタバコだが、
農民か肉体労働者しか吸わない、いわば貧乏人の象徴のようなタバコだ。
巨大なコンテナを搭載したトラックを、クラクションをファンファンと連呼して
3台もごぼう抜きにすると、彼は大あくびをしながらターバンを解き、
2本目のビディにマッチで手早く火を付けた。
運転席の豆電球に照らし出された白い煙がプカリと広がり、
窓から入る風に、一気に掻き消される。

高いタバコも、安いタバコも煙の消え方は同じ。

運転手が満足そうな顔をする。


気が付くと、地平線のあたりがぼんやりと明るくなってた。
うっすらと青紫掛かった外の風景をまだ寝起きでボーっとする頭で見つめる。
地平線まで続く畑は、ここが砂漠地帯の一部であることを一瞬忘れさせてくれるが、
背の低い木が、普段の厳しい自然環境を物語っている。
年間雨量が少ない上に、土が水を溜めておくことが出来ないので、
なかなか木が大きくなれないのだ。

人間数人分の幹を持つ巨木がやたらと目立った南インドとは対照的な風景。
「インドは広い」ということを改めて実感する。
とはいえ、モンスーンの恩恵に与った大地は360度、
短い雨期を祝うかのように緑に覆われていた。

やがて、真東を目指していたバスの前方が、
一直線のオレンジ色の帯が、地面近くに広がりだした。


「あぁ、インドの旅ももうクライマックスだ」


と、そのとき強く実感した。

今まで廻ってきた場所の景色が、グルグルと回る。


あぁ、インドやっぱりいいわ。


また来るかもしれないな。


相変わらず運転席の安っちいスピーカーから流れてくる
ラジャスターン音楽を聴きながら、そんなことを思った。

この後コーター駅6時40分発の列車に乗り、
いよいよ、インドの最終目的地、デリーを目指す。



インドの首都、デリー。




大っっっっっ嫌いなんだよね~!!!!




ということで、毎度。
2ヶ月以上に渡ったインドの旅もいよいよ千秋楽。
私は今、「Fuck'n City」デリーに来ています。

相変わらずの通りを埋め尽くす無数の人々、
けたたましく鳴り響くクラクション、排ガスとほこりにまみれた空気、
日本語で声を掛けてくる鬱陶しい物売りども、
耳元で「ハッパ、ハシーシ」と囁くプッシャーどもを
「うるせー、うせろ!!」と追い払うと、今度は乞食に選手交代
右手を差し出し、当然の権利であるかのように、実にエラそうに、
「金くれ!!」と小銭をせびりにきます。
そいつを蹴散らすと、今度はシンナーキッズが、
「グヘヘ~、ミスタ~、マニ~」
昼間からハイになりながら、袖を引っ張ってきます。


おまけに、クソ暑い。


メチャメチャ蒸し暑い。


某「歩き方」に、
「デリーの雨期は、湿度とともに不快指数アップ」
と書かれていましたが、


おうよ、確かに死ぬ程不快だわ。


これを「不快」と言わずして、
何を「不快」というんだ?


しかも、そんな不快なところに、インド人のバカ

「ジャパニーズガール、ベリーカワイイネ~。
ジキジキ(SEX)オマ○コ、ベリ~グ~


などと言いながらニヤニヤしながら近寄ってくるので、
本気でブッ飛ばしそうになります

暑さ+有象無象どもにイライラを募らせる
デリー生活です。


さて、そんなクソなデリー生活の話しは置いといて、
今日は極上のゴアの夕日でもご覧下さい。


モンスーンシーズン真っ直中だった為に、
基本的に雨が多かったゴアですが、ふと気まぐれのように
たった2日だけですが、きれいな夕日を見ることが出来ました。

パロレムビーチの漁村では夕方頃になると、
子どもたちがオレンジ色に照らされながら
インドの国民的スポーツともいうべきクリケットにせいを出していました。

DSC_5424.jpg


DSC_5450.jpg

惜しくも空振り。

でも、カメラを構えると、みんな張り切って
フルスイングをしてくれるのがかわいらしい。

バイクを飛ばして、隣りのパトネムビーチへ。
最終日の夕日は今まで見てきた夕日の中でも極上。

DSC_5521.jpg

遠浅のビーチに押し寄せる波がまた最高。
中心から綺麗に左右に広がって崩れる波長の長い波。
板があれば、如何にも長い時間乗れそうな素晴らしい波でした。

DSC_5523.jpg

野郎2人で寄り添ってましたが、
たぶんホモではないと思います。

DSC_5529.jpg

インドでは男同士でよく手を繋いでいます
別に深い意味はなく、ただ単に友情の印だそうですが、
毛むくじゃらの指と指をガッチリと絡めあっていたり
方の小指だけを掴んで歩いている姿は、
かなり絵的に暑苦しい

まぁ、実際にホモやバイも多いらしく、
血気盛んな頃には、性欲を持て余した若者同士が…

いや、

気分が悪くなるんでヤメましょう。

俺も前回、バスの中で激しくキスを迫られたし。
(モチロン、ブチキレ。詳しくはコチラで)

死ぬ程どうでもいい方向に話しが逸れてしまいましたが、

とりあえず、

南国情緒たっぷりのゴアの浜辺にスローに沈む夕日は、
今回のインドの旅の中でも1、2を争う程に美しかったのでした。

DSC_5452.jpg



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ふぅ…



ピンチだったぜよ。




なんのこっちゃ?

という方は、2時間半程前に更新した、
前回のブログを読んで下さい。


いやぁ~、

危うく俺の旅履歴に、色んな意味で
汚点が付くところだったぜ。

無事、パンツを再起不能にすることなく
宿のトイレに辿り着くことが出来ました。


そして、現在フルパワー

燃える闘魂、俺の胃腸


この出っ張ったビールっ腹の為にも、
少しくらいは壊れてくれたっていいんじゃないかな~と
思うのですが、一瞬調子が狂っただけで、
「鋼の胃腸」はまだまだ健在。
さっきも小腹がへったので、ローカル屋台で
いつ揚げたかも定かではないサモサを2コも食っちゃいました。

モチロン平気です。


さて、本題に入って、本日もゴアのお話し。

といっても、特にエピソードはないので、
ゴアのビーチの写真でも本日はご覧下さい。

私が滞在したパロレムビーチ

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東西に1.5km程の幅で広がるビーチと、
ヤシの木に囲まれた漁村の風景が美しい、
とっても静かなビーチ。まるで離島にいるような気分になれます。

朝、8時くらいにビーチに行くと、
地元の漁師たちが地引き網を引いているのに出くわしました。

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魚が上がってくるのを待つ奥様。
捕れた魚を売るのが彼女らの仕事。

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魚は小さいですが、思ってたより大漁です。

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イワシ、ヒラアジ、タチウオ、ワタリガニ、エビ、ヒイラギなど、
日本でもお馴染みの魚たちに混じって、
サメやトビエイなんかも網に入ってました。

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浜辺で仕分けされ、きれいに洗った魚は
そのまま路上に直行します。

DSC_5334.jpg

網からコッソリと抜け出したワタリガニ。

DSC_5344.jpg




あぁ、ネット屋のオヤジが


「あと5分でシメーだから、帰ってくれ!!」


と最後通知をくれてきました。

ということで、つづきはまた明日。

明日は朝一のバスと列車を乗り継いで、
デリーからブログをお届けします。

はぁ…4時半起きDSC_5356.jpg
だってよ、明日。






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